さてと、今日は中国GPのことを書こうと思います
日本GPに続き雨のレースとなった上海インターナショナルサーキット
とはいえ富士とはちがうちょい濡れといった天候で一番ドライバーにもチームにも厳しいコンディションになりました
降るなら降る、降らんなら降らんとはっきりしてくれたほうがタイヤ選択なども楽になるんですけど、昨年と同様、楽しいレースになりそうだとわくわくしながらTVで観戦しておりました
スタート前に降ったり止んだりを繰り返していた空がフォーメーションラップ中にまた泣き出し、スタート時にはだいぶ路面が濡れていたという今年のヨーロッパGPを彷彿とさせるような大波乱の中国GPのスタートではアロンソとマッサが抜きつ抜かれつのドッグファイトでいきなり魅せてくれました
その後ろではラルフが2コーナーで追突されスピン
「あ~あ、トヨタ離脱発表の直後にもこれか・・・このままひっそりチームを去るのかな」
などと考えていたら大間違いでした
最後尾からの追い上げでずばずば抜いて大暴れ
26週目に惜しくもスピンでレースを終えましたが、あれがなければどこまで上位に復帰できたか
残念でした 久々にトヨタ応援したのにw
レース中盤に入ってくると路面が乾き始めました
いち早くドライタイヤに換えたのはレース後に引退を発表し、ブラジルGPでは中島一貴選手がレースに乗るので結果的に引退レースになってしまったアレキサンダー・ブルツ。そしてファステストをだします
ブルツといえば俺はデビューレースを見てますねぇ
確か97年のカナダGPだったと思います
あのO.パニスが両足骨折したレースです
98年の同じカナダGPではスタート直後にアレジのマシンに乗り上げ、3回転した大クラッシュもありました
まぁ目立たないドライバーだったのであんまり記憶には残っていませんw
長いことテストドライバーをやってましたしね
ハッキネンが乗っていたころマクラーレンでテストドライバーしてたこともありましたかね
えーそんなこんなでブルツさん、F1ドライバー生活お疲れ様でした
さて、そのブルツのファステストを見たほかのチームも続々とドライタイヤに履き替えていきました
が ここでこのレースでチャンピオンに王手をかけてきていたトップ走行中のハミルトンが突然のペースダウン
TVで見てたときは最終コーナーでクラッシュしたスーティルの破片を拾って右リアタイヤに傷がついたのかと思ったんですが、原因はタイヤの磨耗だったようです
とにかくタイヤに以上があるのは明らかだったため、マクラーレンがなぜピットにハミルトンを戻さないのか不思議でなりませんでした
結局そんな状態で3周ほど走り、31周目にようやくピットに入ろうとするんですが、ピット入り口の左コーナーを曲がれずにグラベルに突っ込み、そのままリタイアとなってしまいました
しかし、このハミルトンのリタイアには納得いかない点が多すぎます
まず
なぜもっと早くハミルトンをピットに戻してやれなかったのか
チームのリリースではルーティーンピットにあわせたかったそうですが、あれだけハミルトンのタイムが遅くてふらふらと走っていたら何か起こってるんですから予定を早めてそのぶん燃料をつむくらいの気持ちでピットに入れてやればよかったのにと思います
次に
ハミルトンがタイヤが磨耗しきっていることに気づけなかったこと
これはほんとにしょうがないと言うしかないですけどね
どうもミラーが汚れて見えなかったそうです
あと
コースアウトしてからのマーシャルの反応
なーんかおどおどしちゃってなかなかマシンを押そうとしないし
押していけばなんとかなりそうな距離だっただけにマーシャルの反応にはほんとにがっかりでした
ハミルトンがリタイアしてからは大した動きは上位陣にはなく、ポイントランキング3位のライコネンが優勝
10ポイントを加算してジャスト100点
2位にはランキング2位のアロンソが入ってポイントを103ポイントとしました
トップのハミルトンは107ポイント
最終戦はこの3人による三つ巴の戦いです
各ドライバーがタイトルを獲得できる条件は以下のとおり
・ハミルトンの場合
2位以内でゴールすれば無条件でチャンピオン獲得
3位、4位、5位の場合はアロンソが2位以下でチャンピオン獲得
6位の場合はアロンソが3位以下でライコネンが2位以下ならチャンピオン獲得
7位の場合はアロンソが4位以下でライコネンが2位以下ならチャンピオン獲得
8位の場合はアロンソが5位以下でライコネンが3位以下ならチャンピオン獲得
9位以下の場合はアロンソが6位以下でライコネンが3位以下ならチャンピオン獲得
・アロンソの場合
優勝した場合ハミルトンが3位以下ならチャンピオン獲得
2位の場合はハミルトンが5位以下ならチャンピオン獲得
3位の場合はハミルトンが7位以下でライコネンが2位以下ならチャンピオン獲得
4位の場合はハミルトンが8位以下でライコネンが3位以下ならチャンピオン獲得
5位の場合はハミルトンがノーポイントでライコネンが3位以下ならチャンピオン獲得
6位以下になるとアロンソがタイトルを獲得することはできません
・ライコネンの場合
優勝した場合ハミルトンが6位以下でアロンソが3位以下ならチャンピオン獲得
2位の場合はハミルトンが7位以下でアロンソが4位以下ならチャンピオン獲得
3位以下だとライコネンのチャンピオンはありません
ざっとこんな感じです
いかにハミルトンが有利なのかがわかると思います
たとえリタイアしてもタイトル獲得の可能性は残るわけですから
アロンソも自分が優勝してライコネンかマッサが2位に入ったらチャンピオンを獲得できます
十分にありえる結果なので不本意ながらアロンソも十分タイトルは射程圏内と言えるでしょう
厳しいのはライコネン
まずは
連対が絶対条件です
その上でハミルトンが6位以下とかいうなんかトラブルがおきん限り無理な順位でのフィニッシュが求められます
俺の合唱部の顧問の先生はフェラーリが好きでライコネンに頑張ってほしいといっていましたが・・・・・現実は厳しいです
さあ、そして ブラジルGPにはタイトル争いと並んで注目すべき点がひとつ
中嶋一貴がF1デビュ~!!
どんどんどん、ぱふぱふ わ~!
てなわけで、1987年、中嶋一貴の父であり、日本人初のフルタイム参戦F1ドライバーとなった中嶋悟さんがデビューしたのはところ違えど国は同じ、ブラジルでした
そのときは7位完走を果たした中嶋悟さん さぁ息子はいったい何位でゴールできるでしょうか
楽しみでしょうがありません
さらに俺の一番好きなウィリアムズからデビューというのも興奮を誘発してくれちゃってます
さあ今週末、中間テストがあければ歴史的レースにもなりえる2007年の最終戦ブラジルGP!
・・・・・・・・・・・そういや明日から中間テスト
あは・・・・・あははははははは・・・・・・・・・まぁ、テスト週間なんて遊ぶためにあるんですよね
俺はそう解釈して生きていきます
テストめんど~・・・・・・・